体験会のお知らせ、と、余談

既にこちらからもお知らせしましたが、今年もまた、11月3日の青葉区民まつりにて、ホゴノプロフィスがブースを出します。
ディアボロや皿回しなどなど、勾当台公園野外音楽堂のそばで、ゆるゆるとさわって遊ぶことができます。


ちなみに去年はこんな感じ。我々も遊んでます。


例年お子さんの参加者が目立ちますが、大人でも熱心に練習される方は少なくありません。ぜひぜひお立ち寄りを。
そこでジャグリングに興味を持たれた方には私の教室のお知らせなどもできればなあと考えています。



そういえば先日、教室の生徒さんが7回目の講座にて、5ボールの練習をはじめました。
「フラッシュ」と呼ばれる、全てのボールを投げて、再びキャッチ、という5ボールジャグリング最初の一歩を、ものの40分ほどで見事に成功!・・・には流石に至りませんでしたが、あと一個をキャッチできれば、というのが何度も訪れました。
ステップ・バイ・ステップといった地道な方法ではありませんが、集中力と、難易度の高い技を覚えるのに燃えるタイプの生徒さんでしたので、遊び感覚で試していたら、案外うまくいきそうなので、私も驚いています。

10年ほど前、仙台に有名サーカス団の団員の方が訪れたとき、なにかのご縁で練習をご一緒したことがありましたが、その方も先輩に「どうしてそんなに3個のジャグリングばかり地道に練習するんだ、4個とか5個とか、やってみればいいじゃないか」といわれて蒙が啓けた、という話をされたのを、今、突然に思い出しました。
ジャグリングは音楽や古典的なダンスに比した場合、善かれ悪しかれそう体系的に習得のプロセスが組まれているわけではないので、やりたいものをとりあえずやる、という立場が結構フランクに残されているジャンルでもあるかもしれません。

体系的な習得のプロセスが構築されてはいないというものの、今は、私もかつてVHSやDVDでそうしてきたように、またこのブログでも引用するようにYoutubeなどの映像を通じてジャグリングを覚えていくのが、かなりポピュラーな方法です。特に動画サイトは技術やアイディア、フォームやポーズ、癖のような細部に至るまでが即時的に共有され、界隈の「モード」作りに強く作用している昨今です。

そんなこんなで、もうひとつ思い出してしまいました。



George Chackmanという、1982年当時17歳の青年が、独学で習得したという5ボールのジャグリングを行っている映像です。これ、ジャグリングをある程度知っている人、やっている人が見ると、フォームの異常さが目についてしまうんですが、映像を通して学習することが当たり前になるより遥か以前の世代の名残といいますか、まったくこんなに個性的な5ボールのフォームは、今ではなかなかお目にかかれません。 
しかしこのような「個性」もまた、映像によって記録されているからこそ、その他との差異が浮き彫りになるのではありますが。 

ちなみに彼については、西村賢さんの「ジャグリング練習日記」の記事に明るいです。コメント欄の応酬も含め3つの記事に及ぶ長いものですが、こちらもぜひご一読を。


例によって余談のほうが長くなりました。
11月3日の体験会のお知らせが本題であった、ということをもう一度申し添えまして、今日はここまで。