石巻2.0 Stand Up Week 2015

暑い、と思わず繰り返し口から漏れるユアスタのパフォーマンスを終え、帰宅して一段落したところでした。いや、パフォーマーとしては雨降りがないのはありがたいのですけれども、これからを思うとなかなかの陽射しでございました。そんななかお付き合い下さった皆さま、ありがとうございます。

本題の前に、時間を少し戻して、先週お邪魔したマリンゲート塩釜のようすなど。





今回は華千代さんとご一緒でした。コラボレーションもしましたですよ。

こちらにパフォーマンスでお邪魔するのは2009年にホゴノプロフィスで来て以来。
このイベントは、震災から営業再開して3周年の記念イベントでした。塩釜には親類も多く、私の祖母も住んでいたという土地柄、親しみがあるぶん、そこここに、災後とそれ以前とを分かつ埋めがたい溝を思わせます。
別件でも話題に上がったのですが、震災からの時間も4年という短くない時間が経ち、われわれは言い知れない微妙な感情を、「被災地」に持っています。この曰く言いがたい気持ちと、どううまくやっていくか。
ヴァージニア・ウルフの作品ではありませんが、時間という波のうねりの大きさについては、考えさせられるというスケールを超えて巻き込まれながら思い知らされるばかりです。


そんななか、石巻では「石巻2.0」というプロジェクトが進んでいます。
活動は多岐にわたり、復興の名のもとにありもしない黄金時代を憧憬することなく、震災によって再編されたコミュニティを様々な企画の新たな足場にしておられるようです。

そのプロジェクトの中の一つ、「Stand Up Week 2015」に、「COMMON 屋外劇場」と銘打ったオムニバスステージの企画で参加させていただきます。

参加パフォーマーは、私を含め、在仙の夫婦紙芝居ユニット「チボリ兄弟舎」と同じく仙台の劇団「短距離男道ミサイル」の三組です。
チボリさんも男道ミサイルさんも、ジャンルから半歩はみ出すような表現を、エンターテイメントの水準でさらりとやってのける魅力的なパフォーマーです。どちらも(おそらく)石巻初登場ではないかと思います。

そしてですね、このようなスペシャルなステージが、お代は見てのお帰りよろしくの、投げ銭ライブなのです。またまた、この日は川開き。花火なんかも上がるんですね。みんな大好き夏祭りですよ。会場のほど近くには中瀬。石ノ森萬画館。ああ、ちょうど仙石線も開通しましたね。これは行きやすい...

というわけでして(?)、石巻へぜひぜひ遊びに来てください!ということでした。


COMMON 屋外劇場

日時 : 8/1(土) 10:30〜12:00 

会場 : 橋通りCOMMON

出演 : チボリ兄弟舎 短距離男道ミサイル 結城敬介

料金 : 投げ銭