1月11日の雑談

David Bowieの訃報が入りました。
Apple Musicの新譜をチェックしていたら、『Blackstar』がトップにきていたので、2013年の『Next Day』に続いてまた新作かと、老いてなお旺盛な創作意欲に驚いたものの、『Next Day』もなんとなくスルーしていて、新作もそのまま聞かずにいました。それが昨日。
決して熱心なファンではなかったはずなのに、動揺しています。しかしそれは、死そのものに加え、わたしのような半端なリスナーでもわかるほどに明確な、"Blackstar"というタイトルに込められた意味にもよるのでしょう。


そして臆面もなく『Blackstar』を聴いたわけですが、これがまた良くてですね。。『Low』などベルリン三部作以外は、ほとんど曲単位で聴いてきた甘さを思い知らされます。
またこの記事(必読)によればアメリカの新世代ジャズミュージシャンをバックに、ていうか「Sue(Or In A Season of Crime)」はマリア・シュナイダー・オーケストラ(!)とレコーディング、加えてKendrick Lammerの『To Pimp A Butterfly』に刺激されて(!!)の作品とのこと。。Bowieをずっと追うなり丹念に聴いてきた方たちには何を今更という話でしょうが、その若さとセンスに脱帽するしかありません。


わたしにとっては、Bowieの『Ziggy Stardust』が、13歳の時に、今はない近所のレンタルビデオショップで初めて借りた洋楽のCDの一枚でもありました。そんなことを思い出しつつも、それよりも強く、このBowieの最期の仕事に、思いを巡らせています。しかし、どうしてこんなにも引っかかるのでしょう。