2015年

早くも年の瀬、今年も残すところ僅かとなりました。
一年を振り返った記事を少し前から書こうと思っていたのですが、どうも収まり悪く今日まで先送りになる始末。なかなかどうして、今年は腰の決まらない感じがずーっとあり、何をするにもそわそわしていたようです。

華千代さんとのコラボに始まり、多夢多夢茶会春篇、シネマ大道芸、一番町四丁目大道芸、ユアスタ&コボスタ、パフォーマーズ特区実証実験、寺フェス、多夢多夢茶会秋篇と、それぞれで構成を一から作ったり随時に手直ししたり、慣れない環境でのパフォーマンスが多かったこともあり、なんとも効率の悪い頭の使い方をしていた気がします。多夢多夢茶会の秋篇は、特に苦労しました。。反省しきりです。
今年はなんといっても、大道芸という場でパフォーマンスすることになったのが、一番大きいです。同じパフォーマンスでも分からないことだらけ、まったく形にならなかったことも一度や二度じゃありません。奇しくも、WJD in TohokuのゲストだったKOMEIくんもまた、同じくらいのキャリアで大道芸を始めることになりましたので、うまくいかないですねえなんて世間話とも愚痴ともつかない会話をしたのでした。

しかし、環境が変わったおかげで、今までなかなかお会いする機会のなかった同業の方々とお目にかかれたのは幸いでした。それぞれのスタイルを実際に観ることで、まだうまく言葉になりませんが、具体的にわたしの中の感覚がゆるーりと変わっていく感触があります。昨年は山田尚子に始まる京アニ作品、今年はBABYMETALなど、インプットもなにかこうした変容のラインを辿っているようです。

まあ、また名前を出してしまったので少し続けますが、BABYMETALは自分でも思いがけずショックがでかかったようで、いまだに頭の多くを占めています。これはどくんご以来かもしれない。
こうしたショックは、それが好きかどうかという問題を超えて、正対して距離を測り続けるような、そういう作業を必要とします。だいたい、人はおそらく、それが何なのか、うまく対象化できずに長い時間接さざるを得ない、そういうものに時たま出くわすようになっていて、やはりそれは愛着というよりもショックという部類に入る経験です。どくんごに関しては、幸運にも、初めて出会ってから三年の後にマヤマに多夢多夢茶会という返答を得ることができましたが、さて彼女らにはどういうレスポンスを返すのか。これがわたしが今抱えている問のうちで最も大きなものの一つです。なんだか大仰ですが、来年は本当にそういう時間になりそうです。...なんていって、いろいろ調べていると、ふつーにアイドルとしての魅力にも籠絡されるので、何してんだかといった時間もしばしば。

ともかく、今年はいつもにも増して、周りの方々に助けられた一年となりました。多くのご厚情に感謝申し上げます。
来年もぜひ変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い致します。

それでは良いお年を!