20191225 ショーを変えた日の夜に

メリー・クリスマス。あるいはハッピー・ホリデー。数少ない読者の皆様に置かれましては、いかがお過ごしでしょうか。

 

私はといえばヒカペこと光のページェントにて、13,14,15日、さらに19,20、一日空いて22,23,24日とパフォーマンス中です。4年目を迎えたヒカペでの大道芸、毎日毎日いろいろなパフォーマーが訪れては様々な足跡を残してゆく。刺激的で楽しく、そして概ね凍える時間を過ごしています。ひとのパフォーマンスを眺め、品評し、食事の席では芸人の笑い話でひと息。そんな具合です。つまるところ、楽しんでいます。

 

今日はショーを変えました。いつもながらマイナーチェンジを施しながらの1年でしたけども、大幅に変えたと言ってもいいでしょう。大枠のルーティンは残っていますが(それも変わるかもしれない)、受ける印象は相当に違っているはずです。毎日のように来てくれている大道芸ファンの方にも、その変化をしっかり受け取っていただいたようです。

 

友人が私を誰かに紹介するとき、「大道芸人」というのを、否定はしないまでも居心地の悪さを感じております。私が狭い意味での大道芸を本格的にスタートしたのは4年前に過ぎず、アイデンティティがそこにあるわけもありません。名刺の肩書どおり、私は「ジャグラー」です。大道芸人を名乗るには、未だに素人に毛が生えたようなレベルでしょう。大道芸のプロの方たちと話していると、環境や状況から引き出せる情報に、本当に大きな開きを感じます。

 

観客の方に、ファンの方に、同業者にお褒めの言葉をいただいていながら、やはり同じフィールドで"勝てる"要素がないという思いでしたし、タゴマル企画のような場での、十全に力を発揮できているような感覚は、この4年間、ほとんどなかったものです。専業で活動しながら、その態度でいいのか、と内なる批判はありましたし、かなり落ち込んだときは廃業が頭を掠めることもなくはなかった。

 

ともあれ、今日は不思議とこの4年の呪いを振り払ったなという実感があり、妙に嬉しくてキーボードを叩いているのです。4年間沈みっぱなしでもないし、ボンクラなりに知恵をつけてきたり折り合いをつけてきたり、そうしたものの総合として、今日のショーがありました。まあまあ、まだ2回しか演じてないので、よいものができたと判断するには性急ですが。でもいいか!と楽天的になれる程度には、自信の持てるショーになった気がします。気がする、というのはいかにも頼りなさそうに見えて、実は重要です。

 

私はなにか作ったとき、レファレンスを明らかにしたいタイプなのですが、大道芸のショーはかなり可変的ですし、作品というものでもありません。なので、いくつか要素はあるけども、芸を「盗んだ」ということにして、今回は置いておきましょう。

 

納得のいく仕事がなかなかできなかった今年、最後に一矢報いてやったという満足感が、期せずしてのクリスマス・プレゼントとなったようです。いい子にしておくものだ。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=dt3rVUthkXQ

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