20200110 新年おめでとうございます

表題のとおりです。遅ればせながら...

それにしても気色の悪い数字の並びじゃないですか「20200110」ってなんなの。

 

年が明けてからは大道芸に稽古に資料作りにと、映画や本にエネルギーを向ける余地がほぼなく、空いた時間はぼやっとするか趣味の書きもの(オフラインでの書きものもしているんですね、これが)に力を向ける程度でした。オフィシャル...というかパブリックというか、外に向けるリソースがバカみたいに早く限界を迎えるので、10日も過ぎてからの新年のご挨拶と相成りました。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い致します。

 

それにしても書くことがなにもない。だいたい、何か見聞きしたことがないと、途端にキーボードを叩くリズムがのろのろとしてしまう。日々のあれこれなど、本当にめったに書く気がしないし、ここ一週間なにかあったかな...と記憶を手繰っても「無」に囲まれるだけです。

 

そんな性分だからか、たまに人の日記を読みたくなるものです。古くは荷風散人『断腸亭日乗』(東京、それも荷風の行動範囲と重なるエリアに移ってきたのだから川本三郎荷風と東京–– 「断腸亭日乗」 私注』と合わせて読みたいですね)や、安定の川上弘美『東京日記』に、普段の画風と違ってゆるめの絵日記が愛らしい山口晃『すゞしろ日記』、とある編集者が推薦していたきっかけで読んだ、壇蜜壇蜜日記』(いつの間にやら4巻目を数えていた)も、格式高く面白いです。ウェブ上のものでは、ちょうど一年前にも書いた、唐木元さんの日記が好きですね。

 


最近おもしろいのはこちら。「・・・・・・・・・」運営陣がサポートする「RAY」のメンバー内山さんの日記。気取った表現があるわけでもなく、綴られているのはありきたりな"日常"なのですが、一行か二行ごと端的に描写される一日のワンシーンの連なりの余白に、ちょっとした想念や回想がインサートされるとき、ごくちいさく弾むようにして日々の時間にアクセントがついて心地よい。平坦にみえる毎日の肌理を感じる瞬間です。特に結論めいた何かがあるわけでもない、それこそ文章をただ読む快さを味わえる、いい日記です。

lineblog.me

 

では自分が日記をやるか、というと先述の通り、特にやる気はしないのでして。
しかしまあ、試みに今日の一日を記して、お別れにしましょう。では、また。

 

 

 

2020年1月10日(金) 晴

 

AM9:30 起床。排泄して線香をあげ、バナナとみかんを朝食に採る。みかんはひどく不出来で味がしないばかりか種まで入っていた。バナナも下のほうがグジュグジュである。

 

AM10:00 午後からの大道芸に備えて支度。今年から始めた大道芸のメモを振り返って、今日試すことをリストアップ。といってもひとつだけである。観客に近づいてもらうためのきっかけのポイントをズラすこと。iPadの充電も忘れてはならない。

 

AM11:30 今週は稽古続きで昼食が取れない日が多かったので、なんとしても食べるぞという意志で、2日くらい残っているマグロのアラを煮付けたやつをおかずに白飯。

 

PM12:29 地下鉄乗車。

 

PM12:50 上野公園五條天神社前に到着。道すがらのゴッホ展がとんでもない行列。これはと思い期待するが、こちらの人通りはさほどならず。いそいそと準備を終えて、さあいくぞとスタートをきったものの、たいへんにきびしい。のんびりとした昼下がりの公園。行く人の足はゆっくりとして、外国人観光客や学生はときおり立ち止まって写真を撮っている。しかしその目の前には、脳内で状況の高速処理をほどこしつつ、特にそれが有効にアウトプットされる様子もなく、いたずらに道具を高く放り投げるだけのジャグラーがいる。誰とも目が合わないな、と男は考えている。

 

PM16:30 修業を終え、帰宅。白菜と豚肉のミルフィーユ鍋を仕込む。

 

PM18:00 寺門ジモンの「取材拒否の店」をTVerで見ながらミルフィーユ鍋を食べる。取材拒否された店は店内外に至るまでモザイク処理を施され、手がかりはないかに思えるがそこはインターネット、ちょっと検索するとすぐにまとめ記事が見つかってしまう。
食べログにいくつかブックマークした。

 

PM 20:00 友人たちに、どうでもいいメッセージとそうでないメッセージを複数送る。

 

PM 21:00 映画のチケットを取る。

 

PM 22:30 ブログ編集画面を開いた。これを書き終えたら、本は読まずに適当な音楽を聴いて、と友人からメッセージの返信。Floating PointsのDJセットの音源がアップされていることについてであった。