作業の寄り道:ミグマシェルター

本日は喫茶室るのあーるからの更新です。コーヒーが600円超って、誰が行くか!と貧乏根性丸出しの忌避感を抱いてたるのあーる、先週適当なお店がなくてひさしぶりに入店したら、快適さに驚いた次第。椅子もテーブルの高さも塩梅がいい。wifiも連続3時間つながる。作業が捗りました。

昨日も無駄話に2000字使った甲斐があってか、同じくらいの分量の進捗がありました。とはいえ、全部消すほどリライトしないとまだ使い物にならないのですが。

 

 

しかしミグマシェルターの配信は良かったですねえ〜。以前からのレパートリーパート→新作パート→MEGAMIXパートの三部構成で、尻上がりに集中が深まっていくのに、なぜか幸せいっぱいにも笑っているメンバーたちのパフォーマンスは、アクビレックならではの雰囲気ですし、また体力的な追い込みがステージに強度をもたらすという、シンプルな事実を再確認させてくれます。あと今回印象を新たにしたのが活休になるナーナナラさん。MCでも大活躍だし、ステージ上ではいっそ貫禄すら漂っていました。

 

配信そのものもNILKLYの配信でもカメラを持っていたりんご太郎さんや、界隈ではお馴染みの加賀さんのスイッチング、リキッドの照明等含め、その他配信と単なるクオリティの高低の差というだけでなく、演者とスタッフがチームとして協同していることが感じられ、それはダイレクトに現場のポジティヴな「空気」としてディスプレイ側にいても受け取れるものだなと思いました。

 

唯一、ごく個人的な、重箱の隅の隅の隅を突くような、ほとんど共感を得られないだろう違和感(まあ元から多くの共感を得るようなことなどひとつも書いてきてませんが)だけ書くと、わざわざエンドステージでパフォーマンスが行われることの必然性が掴めなくなるなと、そのステージの縁が映るたびに思いました。なんでわざわざ狭い長方形のステージ上に収まっているのか。かといってパフォーマーが安易にフロアに降りればいいものでもありません。そうしたところでステージ/フロアという図式は崩れませんし、むしろ「降りた」という行為が両者の区別を強化すらするわけで。要するに最初からフルフラットな場所(NILKLYのダンスパフォーマンス配信はダンススタジオからだったので、この意味で効果的に見えたのもある)で、照明もイチから組んで...もちろんなんの現場感覚もない素人の妄言です。音響問題も考慮してませんしね。

 

それにしても新作『Alice』から発表された新曲たち。前半は不思議の国のアリスのイメージに寄り添った楽曲、後半は比較的ベタにサイケトランスに準じた楽曲、という印象でした。そのどちらもいい曲だったけど、これはアルバムを頭から聴き通すことで見えてくる経験を前提にしているだろうなと予想され、今回の断片的な印象でいうと、ディレクターの田中さんはつくづく見せる/踊らせるという矛盾に引き裂かれている人なのだなと。

というのも、前半に披露された「Egg Head」などに顕著に思いましたが、なかなかサイトランスとは呼びづらそうな(サイトランスで準拠してるだろう曲をご存じの方は教えて下さい)、ティンパニのデンドンデンドンした音から始まるマーチングふうのアレンジと、鶏の鳴き声のSE、そして上下に3:3で別れてぶりっ子(?)ダンス組と深く腰を落として頭を振り回す組が交互にパフォーマンスするパートは、やはり踊るというより、ステージ上の成り行きを見るシーンではあると思います。もちろんオタクがすぐにこうしたパフォーマンスに同期していく流れも想像できますが、頭がぶっ壊れるまで踊らせるコンセプトを追求する中で、むしろノイズに感じられる劇的要素が混入してくることに、田中Dの作家性みたいなものを感じずにはいられません。(そういえば1stワンマンに続いて今回も小芝居がありました)

そもそもベルハーが、そうした見せる/踊らせることを同時に一身へ引き受けたパフォーマンスグループであったはずだし、その後のミグマシェルターとゼアゼアの発足は、この引き受けを棲み分けることにもテーマがあったはずなのに、結果ゼアゼアの後期ではひじょうにダンサブルな楽曲がレパートリーに加わっていったり、見せる/踊らせることは、田中さんのなかでどうしても根っから分かちがたく混ざり合ってしまうものなのでしょう。おそらくミグマシェルターの『Alice』では、そうした避けがたい混在が「サイケデリック」という主題と融和していくのではないか、という希望的な見通しもたちます。

アルバム、今年イチ楽しみにしていると言っても過言ではないので、7/23の先行配信がまちどおしい。いっちばんシビアな時期だったのでクラファンに参加できなかったのが今になって響いてるぜ!

 

それにしても7月、このあとNILKLYがあってKIRINJIがあって...そこにまさかの達郎さんまで配信に参加ということでさすがに懐が気になってきます。だがどれも外し難い...あと『Ghost of Tsushima』も来るし...締切もあるし...どうにかなんないっすか。ならないですね。