GWのお礼

先日告知した四丁目商店街大道芸、ユアテックスタジアムでのパフォーマンスも無事終了しました。
快晴と多くの人出にも恵まれました。足をお止めいただいた皆さま、ありがとうございます。
※写真を撮影してくれたホゴムラ名人、ねっきーさん、鈴木さん、ありがとうございます!





撮影:本郷仁一


撮影:本郷仁一





ユアテックスタジアムは初出演でした。



試合は芳しくない結果でしたが、にも関わらずベガルタサポーターの皆さんのフレンドリーな反応が嬉しく、楽しんでパフォーマンスできました。
もしかしたら10日の浦和レッズ戦でも、ジャグラーのJINくんと試合の前後に出演するかもです。


東北パフォーマンスネットワークが発足して以来、多くの方々のお目に止まる機会が増えてきましたが、環境はもちろん、中身についても少しずついろいろなことを試していっています。僅かでもお気に止めていただければ幸いです。


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この連休のパフォーマンスの移動中やら帰ってからやら出かける前やら要するに一日中聴いていたOMSBの新譜"Think Good"は本当に良いですね。
にわかヒップホップファンの私としては、割合長尺のアルバムを通して聴くのに疲れを覚えたりしますが、これは気づくと最後まで聴いてしまうくらいスムーズ。ヘヴィーな音なのに、ふしぎです。また最後を飾る"World Tour"がとてもいい。しかし「D'angeloよりBlack Messiah」とはカッコ良すぎ!
公開されているタイトル曲"Think Good"を。



ヒップホップはもう全くと言っていいくらい苦手なジャンルだったのに、ここ一年、ずいぶん聴いてました。そんなにたくさんの量が聴けているわけでもないですがBESのようなラッパーの凄さを知れただけでもうそれはそれは大収穫です。

元はといえば昨年のどくんごの番組の一つで、ちゃあくんが披露した素晴らしいラップがきっかけでした。奥さんが携帯電話の機種変更をする、というエピソードの描写のうちに、やがてラップが始まるのですが、日常の語りとラップという語りを対立させてみせるのではなく、強烈な鹿児島弁の「訛り」が相互浸透的にパフォーマンスを作り出す具合。初見の時の驚きは忘れがたいものがあります。


先述したように私はヒップホップに関してド素人なので適当なことしか言えませんが、素晴らしいラップには、こういう「訛り」のようなモードの混成があるのではと思ったりします。むろん演劇的な文脈と同断にはできませんが、ラップの中に、ラップでないものを予感させないラップはきっと格好よくない。いや、ダンスだってジャグリングだって、on/offのモードだけでは、なにか不十分で、また別の有り様が感じられるときこそ、真に面白い芸になりうるのでしょう。