お盆も終わって

秋風らしきものが吹き始めました。夕方はたいそういい塩梅で、肌を撫ぜる空気に輪郭が際立つ感じが好ましい頃です。

お盆は、先日のお知らせの通り、ロイヤルパークホテルにて華千代さんと「サマーファミリーブッフェ」に出演しました。最近は路上が多かったので、ステージは懐かしい感じすらあります(笑)



 登米市の食材を豊富に利用した料理ということで、登米市ゆるキャラ「はっとン」も登場。こどもたちにグイグイとハードなスキンシップをとられていましたが、にこやかな表情は崩れず。


撮影いただいたIさんありがとうございます!


けっこう今更な話題ですが、この華千代さんとのショーでやっているディアボロは、こんな曲を使っています。しかしいいPV。


普段の私を知っているひとからは、意外な選曲に驚きの顔もありまして、そういうものが事前にちらついたのも事実ではありますが、今回も数回通して改めて、けっこう気に入っている構成だと思いました。
コラボレーション用に作ったということはおいても、一人ではなかなかやる機会がないというか、この曲に沿うよう全体を整えるとちょっとオーバーで、やはりユニットならではの引き出しなのだなあと。いや、でもそう自制せずやってみるのもアリかな。いろいろ悩ましいものです。

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来週の金曜から、10-BOXにて伊藤文惠さんのソロ公演があります。
その舞踏の鮮烈さは何度も拝見していますが、それがもっと長い尺で、それも単独公演というかたちでどのように結実するか、楽しみにしています。

伊藤さんの舞踏は、どれほど自覚されてのことかは分かりかねるのですが、人の心を掴むようなイメージを提示することにおいて本当に稀有な身体と思います。無論、物理的には舞踏特有のスピード感なのですが、イメージの鮮烈さは驚くべき速度を感じさせます。また、伊藤さんは今まで見た限り、小道具との相性が抜群です。虫取り網、傘、多夢多夢茶会でのラジカセ。踊りが終わったあとの挨拶で使っていたトラメガでさえ、伊藤的身体を強化するオブジェに見えました。
そして、以前からも用いられているオブジェであるところのランドセルが冠された公演ということに、期待は高まります。

夏の喧騒も過ぎ、こうした公演はお誂え向きかもしれません。ぜひこちらにも足を運んでみてください。