新しい仕事です。
どうだ!いいだろう。
今回のタゴマル企画は、東京で行われる日本舞踊の公演チラシデザインを担当しました。担当って言ったって、我々からやらせてもらえませんか?とお声がけしたのですが。
詳しい経緯や、その他情報はタゴマル企画 - 『鐘ヶ岬』デザインについてをご覧ください。
『あるばとろす』同様、小野さんに手と頭を使ってもらい、私は後ろからああだこうだと口出しするだけの、大変贅沢な制作体制でした。
ところで、上のデザインは、当時そのままではないものの、締切間際の、二人が会ってする作業最終日のラスト一時間に降って湧いた大逆転のアイディアでして、元々一枚の画で見せる予定がなかったところ、これならいけると作ったものです。
結果、二案をクライアントさんにご提案して、結局は元案を採用していただいて、こちらはSNS用に使っていただくことになりました。もうひとつの、メインのデザインはこちら。
どうだ。いいだろう!
巻々四つ折の形になる、チラシというよりパンフレットです。
『あるばとろす』でも当日来場者に正方形四つ折の案内をお渡ししていて、同じようなことをしている訳ですが、折ると「モノ」という感触が強まる気がしているんですね。我々も大道芸のときしばしば「折りたたんで...」と口にしますが、それはやはりフラットな平面を滑り抜ける記号性を「モノ」がせき止めて何か特別なものに位上げする...いや、これは完全な出まかせの思いつきです。
それにしても、デザインにあたって日本舞踊について知るところなど、ほぼ何もなく、昔読んだ郡司正勝(うっかり安かったので古本で「刪定集」全巻買ってしまった)や、渡辺保を引っ張り出してみたり、Youtubeで動画を見てみたり...武原はんなど、今見てもその面白さが掴めないのでうーん、となっていたのですが、四世井上八千代は凄すぎてびっくり。とてつもない踊りです。
また、これは本当の余談ですが、今回の仕事をすることになったのはTwitterを経由してのことで、本当にたまたまでした。RTされていたものに飛びついて、ということだったのですが、それをRTしていたのは、さるどくんご関係者(というと少し語弊はあるんですけれど)。私はその方とまだお会いしたことはありませんが、ここでもどくんごか!と縁は不思議なものですねえ。
最後に、肝心の公演情報です。
東京近郊の方はぜひ。変わった縁をたよりに、見慣れないものを観に行くのも一興と思います。
『鐘ヶ岬』 (上方舞竹村流「昂扇会」内)
10/27(土)13:00 三越劇場 ※日本橋三越本店本館6F
出演:竹村みか
料金:5000円
予約:竹村みか (Twitter:@mikatze78)
HP:http://bit.ly/2O6OpAZ
☆来場者には『鐘ヶ岬』解説パンフレット配布
また全然関係ない話。
愛読している古谷利裕さんの「偽日記」にブクガことMaison book girlを聴いてるという話が!
それだけでなく、なんというか本当にいろいろな人にアイドルの音楽が届き始めているなと、改めて思いました。おもしろい。