Minan Birthday Jam Party 2020に行ってきた話 ※12/8追記

※本日12/8に配信されたリリスクのファンクラブ限定メルマガ(無料登録可・有料だと画像と動画も見られる)のminanさんが書いた文章は心動かされます。ご本人が抱えていた、年齢を重ねていくことの迷いをてらいなく書いていて、その率直さに、ふと涙腺が緩んでしまいます(そういや、よみうりランド後のhimeさんの文章でも泣いた)。何度か書いていますが、「オタク」になると、こうした情緒がとても育つし、それはみっともなくもあるけど、強く肯定したい部分です。
リリスクのメルマガ、時間が経つと遡れなくなるので、今登録して読もう。つうか過去のやつ読ませてくれ。
以上、勝手に宣伝の追記でした。

 

 

30歳になったとき、自分が何を思ったかなと思い返そうとしても、たいした記憶がないから、すでにして年齢などどうでもよくなっていたのかもしれず、三十路に先じて27歳のときに、あーもうこんな歳になるのかと感じたことだけは覚えています。

というのも、lyrical schoolのminanさんが30歳をむかえる「生誕ライブ」に参加してきたので、何年か前の自分のことをうっすらと重ねてみたのでした。
ご本人はただ楽しそうに年齢を重ねているのを、サイクルの早いジャンルに属していることから、ことさらに盛り上がってみせるのもはしたないとは知りつつ、観客の身勝手さで、30歳のアイドルなんて、ひたすらに最高だなーと思ってしまいます。

 

でもそんなことより、ふだんのストリートファッションとまったくちがった、半袖の白いパフスリーブのブラウスに黒いロングスカートを合わせた衣装にロングヘアーはゆるくカールさせてドレスアップしたminanさんがステージに小走りに笑顔であらわれることの...いってしまえば説得力のつよさには、だれもがわざわざ言葉を必要しない圧倒的な「アイドル」を目にしたでしょう。そして見目の華やかさにとどまらない「かわいさ」とはなんのことなのか、大人になってもそれを保ち続けることは可能なのか、minanさんはその答えを全身で体現しているかのようです。最近お気に入りのNiziUにBTSから想い出のミスチル、変わらぬあこがれの柴咲コウに新たな挑戦のギター演奏はスーパーカーと、ぴょんとぴょんとお気に入りの曲の間をはねまわるかろやかさにも、快さがあふれています。
いっぽうで、きっと皆さんは、私が楽しそうにしているのが一番楽しいと思うので、と"わかってる"発言があるのに、けっきょく何度も、みなさん楽しいですか?と確認せずにはいられないのがお人柄というかたちでした。

 

アンコール、サプライズでバンドメンバーがHappy Birthday to Youを演奏して花束とプレゼントを受け取ったあと、 minanさんが慎重に言葉を選びながら、ファンからのメッセージ、または直接誰に向けるでもないSNSの言葉をすべて「受け取っている」と繰り返したのが印象的です。とくに今年の状況下で、ポジティブであれネガティブであれ、それらの言葉の重みは増したはずです。

われわれは、と突然立場を変えて話し出すのをゆるしていただけるなら、送り手であると同時に、積極的な受け手である瞬間があります。わたしのような芸人ですら、なのですから、アイドルは幾たびも、より切実に「受け取る」必要があるだろうと想像します。そのことについては、先日べつの記事でも具体的に書いたので先に進んでしまいますが、minanさんが、あるいはリリスクがいまのわたしに特別好ましく、見聞きすることが必要なのだなと感じられるのは、そうした「受け取る」ことの切実さの先にminanさんが口にした、適度に、テキトーじゃなくて、適度に楽しんでいきましょうと言ったことに含まれている、おそらくは意識的に培われた余裕があるからです。受け取った重みに沈まない柔軟さこそ、わたし達に分け与えられたギフトであり、ふたたび受け取るべきものではないかと思います。おそらくは30歳というやはり決して小さくはない節目も、また。

 

言わずもがなの感想を付け加えるなら、ひとりの知り合いもおらず、スーパード新規のわたしが最後まで楽しめるか、さすがにいくらか不安もあったけれど、最後まで完璧に楽しく過ごせました。あと、twiceのカバー(ドレッシーな姿から繰り出されるラップパート、最高でしたね!)がよくて、あらためて今年の新譜とかチェックしてたら、先々月に出てたアルバムが、ちょう傑作じゃないっすか。あんまり話題になってた気がしないけれど、なぜ。マジでいいです。ありがとうminanさん!

 

 

www.youtube.com

minanさんが歌ったのはこれ。Feel Specialって、ほんとそうだよ!

 

 

 

あーしかし、長年minanさんを推している友人の大事なプレゼントを代理で手渡すミッションや、写真が死ぬほど苦手(仕事は除く。いや、嫌ではないがやはり苦手または下手)なのに、ことの流れで人生初の2ショットで特典会に参加させていただいたり(これでもかという美人のよこに、だっせえ奴がだっせえ写り方をしている)、期せずして「オタク」としてのステップをまたのぼってんなというのもあったり。今年いかにリリスクに楽しませていただいたかをお伝えできて大満足ですよ。ほんと、Apple Musicのリプレイなんたらいうの、リリスクで埋まってましたからね。

 

f:id:keisukeyuki:20201206012912p:plain

 

f:id:keisukeyuki:20201206013231p:plain

 

f:id:keisukeyuki:20201206013257p:plain

 

我ながらすごいなー。

 

 

 

www.youtube.com