日記20210723

起きようと思った時間より一時間早く目覚めて、布団でぼんやりしてしまう。


ちょっとした宿題になっていた『彼女は夢で踊る』をアマプラで観る。冒頭から粗雑な移動撮影と湿っぽさたっぷりのナレーションでいろいろと諦める。内容も全編これセンチメンタリズムで辟易。踊りを映すことからも裸体を映すことからも逃げていて、まともに金を払える水準でない。
それでも腹が立たずに済んだのは広島第一劇場がふんだんに映されているからで、レポートで読んだ小宮山せりなさんや望月きららさん、そして宇佐美なつさんが乗っていたときのことを想像する。それにしても矢沢ようこさんを早く観に行かねばならない。


昼前に南部くんから曲が届く。さすがの仕事。


午後から高円寺へむかう。笹田晋平さんの個展初日。
最初、何も考えず北口にむかったら別のギャラリー。ノースとサウスの区別があった。南のほうへ引き返すと、「高圓寺」という寺がある。じっさいに寺があるのはしらなかった。
道すがら、民家の窓からNHKのアナウンサーらしい声でオリンピックの何事かを伝えるニュースが聞こえた。


ギャラリーに着くと先客が数名。笹田さんがワンオペで応対しているのでしばし絵を眺めるが、飽きずに見ていられる。いつまでも美術には疎いままだが、画面を前に体を調整するのはおもしろい。
笹田さんの体が空いたところで、作品について話を聞く。点描について、アクチュアリティについて、カンバスの形について、構図について、典拠について一時間ほど。作家から作品について惜しまず話をしてもらえるのは本当に愉快。
ストリップに誘うと「最近すごい熱ですね」と言われる。皆さんよくご存知で。


せっかくだから古着屋でも見たかったが、暑さで歩く気になれず。駅前の居酒屋のにぎわいを横目に日本橋へ。丸善で新刊チェック。何も買わず。上野のドトールでバトラーを少し読もうとする。栞代わりに使っていた宇佐美さんの周年ステッカーと笹田さんの展示DMが隣り合っていた。
さて、と腰を入れようとしたところで母から電話。マルイで落ち合って浅草で寿司。長年の目標らしかった、タトゥーを腕に増やした日。


そういえば、年長のイトコふたりにもタトゥーがあった。


自分には身体改造、というには小規模すぎるが、ピアスのたぐいも一切ないどころか、体毛に介入することすらほぼない。髭を剃るくらい。しかし、死ぬ前にバダサイみたいな体になるのも悪くないなとはおもう。