完成したもの、途中のもの

先日チラリと触れたコラボレーションユニットでのパフォーマンスを無事終えました。
お相手はアクロバットパフォーマー華千代さんでした。練習期間が短かったものの、思うよりもスムーズにアイディアを出せたことと、それを事も無げに噛み砕いて身体化する華さんのスキル、そして好意的な観客の皆様に盛り上げていただいたこともあり、よいステージでした。もう少し手を加えて再演したいなあ。ごくごくストレートに盛り上がるパフォーマンスとなっていますので、ご入用の方はぜひご連絡を。天井が高めだと万全です。





さて、こちらはサンプラザに移転したバラライカ
南部大地と「マヤマ」の稽古をはじめました。しかし、間借りしているにもかかわらず、以前のバラライカの面影、変わらぬアティテュードを感じさせる居住まいに驚かされます。
創作の舵取り役は私ですが、ああでもないこうでもないと頭をひねりうなだれ気づけばだらだらとした雑談へ雪崩れ込むこともしばしば、怠惰な性が露わになる午後を過ごしています。それはともかく、この稽古は春に行います二回目の「多夢多夢茶会」に向けてのものです。諸々はもう少しあとの日に。







保坂和志さんの小説を、引き続き読んでいます。『プレーンソング』は初期の作品でしたが、最後に出てくる耳の遠くなった犬に大声で話しかけながら散歩する人の話は、感動的です。と、こう書きながらいろいろ思うこともあり、ああやっぱり手元においておかねば(図書館で借りたのでした)と、書きかける手を止めて、古書を注文。『未明の闘争』も買い、『朝露通信』も、一旦読むのを中断して購入。ちょっとした保坂ブームです。
なんだか頭が小説モードに入ったのか、気になって磯崎憲一郎さんも読み始めました。『往古来今』という、単行本化しているものでは現時点で最新作なのでしょうか、こちらも生半には語ることができないのですが、さてこちらも手元に置くことになるのか...