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三月もおわり

春だ、と思わせる光がそこここに投射されてきたのにここ数日気温は冬めいて、所謂三寒四温というやつですね。なんだかまた体調を崩しているような予感。。


ついに日産プレジデント基金事業も、練習期間を経て、子供たちの発表が始まりました。一ヶ月と短い期間で、いろいろな技もできるようになり、またそれだけでなく、先生から見ると、普段控えめな子が積極的にステージに立つのを見て感慨深くあるようです。

児童館で複数回にわたって指導を続けるというのは、今更ながら思い至ることも多く、随分身になりました。特に、ごく小さいものでも、発表まであるのだから、教えることは、本当はまだまだあるわけでして。
子供たちへクリティカルに何かを伝えるのはひどく困難で、繰り返し言うことで分かってくるのは、むしろそれを重視してる自分のパフォーマンス観のようなものです。なかでも、「失敗してもいい」と、何度も言ったような気がします。これは、誰しもミスはあるのだから気にするな、というより、諦めを覚えろ、という意味で言っていました。
成功したい、あるいは、成功しなければならない、という追い込みによってパフォーマンスを発揮するタイプの人もいるのでしょう。しかし、「成功」という一点を鋭く目指すより、「失敗」を「してもいい」領野へ飛び出すことで、自分の可能性を拓く道筋のほうが、今までの私を省みても、有用であったと思います。それはもしかしたら、彼ら彼女らがもう少し大人になってからこそ、効いてくることなのかもしれませんが。



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かねてより活動していた仙台市内でのストリートパフォーマンスのライセンス化が、いよいよ実施されます。

まちくるパフォーマーズ

パフォーマンスに関心のある向きは、応募条件をよく読んだうえで、ぜひ応募を。わたくしを始め、昨年から活動に関わっていたパフォーマーも例外なく、普通に審査を受けます。少し先ですが、公開審査となるようなので、こちらも足をお運びください。

いやそれにしても、審査を受ける、という形は気づけばいつ以来かしら。まだ詳細がわかっていませんが、時間も短いので、何をしようかあれこれ試しています。


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BABYMETALです。WOWOWで昨年の横アリのライヴが放送。二日目の映像が中心のようでした。参加したのは一日目なので、ちょっと残念ではありますが、襟を正してありがたく拝見。うーん、前半は私が実際見た時の感覚を思いださせるようなものです。ベストとは言い難い感触。パフォーマンスに重大な瑕瑾があるわけではなく、むしろベターにすぎる。加えて何か微妙にやりづらそうな感じ。。ステージの設計が万全なのか、少し疑問でした。スフィンクスの意匠に懲りすぎて、会場に対して随分手狭じゃないかなあ。いずれも印象で、根拠はありません。
あと、これほど大きなステージを動かすのにどんな都合が生じるのか想像できませんが、曲間の繋ぎ、俺に演出をやらせてくれと鬱陶しいことを何度も思ってしまいます。たとえば今回の放送で言えば「イジメ〜」から「ヘドバンギャー」の暗転、いるんですかね?「イジメ〜」最後のポーズのまま「ヘドバン」のイントロに移行するとか、あるでしょう!マイクスタンドの処理を暗転中に、というの、非常にもやもやしますね。いつもの「紅月」のマントだって、オフにやる「必要」はないのです。古くせえなあと、いつも思う。まあ、とにかく私は、演目の繋ぎは可能な限りシームレスにすべきという頭があるので、そう考えるのでしょう。
ですがですが、たぶんわたしが彼女たちの楽曲の中で一番関心のもてない「悪夢の輪舞曲」に、SUさんノリノリですな、と初めて楽しめました。いつもよりグイグイと身振り手振りがあって、ずいぶん印象を違えました。あとは新曲「THE ONE」ですね。一日目はまさかの一曲目で、呆然としている間に終わったので良し悪しも判然としませんでしたが、今はすでにお気に入りの曲。来週には発売(!)されている新作で聴くのが楽しみですね。

2ndアルバムにウェンブリー・アリーナに、今週はフジロックへの参加など、各所でやたらな盛り上がりをみせているBABYMETAL、こんなもんじゃ済まないぞ、と、誰だかわからない立場で応援しています。世界に出る、というのは途轍もないことでしょう。だが、そんなもんじゃ済まさんぞ、と、市井の芸人に過ぎない私は、思い入れも暑苦しく、来るべきFOX DAYを待つのでした。

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......本当は佐々木敦さん『ゴダール原論』のことや三宅唱さん『Playback』のことも書いておきたいのですけれども、一旦はここまで。
いやでも『Playback』は、久しぶりに、映画を撮ることの歓びが滲みでていた、素晴らしい作品でした。ただただ素朴にいいなあ、と。『やくたたず』は未だ見る機会を得ていませんが、『The Cockpit』といい、モラトリアムというか、社会から半身乗り出したような風通しの良さがあります。そういや、『Playback』で俳優が仕事をしているのが、撮影現場ではなくアフレコ、というの、『The Cockpit』と関係させて見てしまいます。それと掴みやすいかに見えるライヴの生々しさではなく、編集的に関係することの生々しさ。